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9月15日 チェンバロコンサートのご案内

上田先生より、チェンバロコンサートのご案内を頂きました。

今回、上田先生も演奏されます。

(コンサートは、無料です。)


チラシの画面上右クリックで、パソコンに保存して下さい。拡大表示できますので。

Vorspiel190915.jpg


クレオ大阪中央地図
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7月29日 楽器の成長:弦楽器

1学期最後の授業は、大阪音楽大学の嵯峨山 康子先生に来て頂き、ヴァイオリンの演奏がありました。

上田先生が準備されたヴィオラダガンバの映画「めぐり逢う朝」を鑑賞。↓
めぐりあう朝

まず最初は「G線上のアリア」で幕開きです。何とも優雅な響きです。↓
嵯峨山先生の演奏

上田先生との息もピッタリで ヘンデル、モーツアルト、ベートーベンのヴァイオリンソナタ、他を鑑賞しました。↓
嵯峨山先生2

最後には アンコールにも応じて頂き「タイスの瞑想曲」、エルガー「愛の挨拶」まで熱演していただけて、感激しました。↓
嵯峨山先生3


本日の記事は、3班のK・Gさんでした。↑

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♪♪♪♪♪  上田先生の講義録です ↓  ♪♪♪♪♪

2019/7/29「楽器の成長::弦楽器」

❡演奏家招致シリーズの第2回目、ヴァイオリニスト嵯峨山庸子先生においでいただきました。

❡先ずはヴァイオリンに先立つ重要な弦楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバの紹介をしました。”ヴィオール”は16世紀~17世紀に最も栄え、バロック時代にはバイオリン属と共存していました。音質が柔らかく人間の声や息遣いを感じさせる”ヴィオール”は高貴な楽器とされ、声高に響くバイオリンの方はむしろ芸人の楽器とされていたのでした。 18世紀、市民層の台頭と共に音楽も王侯貴族の楽しみを超えて拡がりを見せる時代が訪れ、音楽の場は宮廷や貴族のサロンからより大きなコンサートの場に移行し始めます。楽器には繊細さだけでなく広い音域と音量による華やかさが求められ、ヴィオール属は過去の楽器となりヴァイオリン属に脚光があたるようになったと思われます。

鑑賞映画「めぐり逢う朝Tous les matins du monde」(1991年フランス映画)

舞台は17世紀フランス。ヴィオールの名手でありながら亡き妻と神のためにしか演奏しようとしないサント=コロンブと、栄達を心に秘める野心家の弟子マラン・マレ。マレは師から破門を言い渡されるが、彼を愛するマドレーヌ(師の娘)は、父の演奏の秘術をひそかにマレに伝授する。しかしマレは彼女のもとを去り、子供は死産。傷ついた彼女は心を病んで自ら命を断つ。時が流れ、マレは師を訪ねる。年老いてはじめて可能となった心通う合奏・・・・・。名ヴィオール奏者ジョルディ・サヴァールの美しき音色が全編に流れるこの映画に、音楽には言葉を超えて通じあえるものがあることを感じていただきたく、観ていただきました。
♪ 「涙(哀惜の墓より)」 : 師コロンブが亡き妻の為に弾いた曲
♪ 「夢見る女」 : マレM.Maraix (1656-1728)がマドレーヌ?の為に弾いた曲  

❡ 以降は全て生演奏です。    
【ヴァイオリン&ピアノ演奏(Vn嵯峨山庸子 P上田啓子)】
♪ J.S.バッハ (1685-1750)・・・・・G線上のアリア BWV1068/2
ヴァイオリンとオブリガードチェンバロの為のソナタNo.6 
Ⅲ楽章Cantabile,ma un poco Adagio
♪ G.F.ヘンデル (1685-1759) ・・・ヴァイオリン・ソナタ  ニ長調 Op.1-13
♪ ハイドン(1732-1809)・・・・・・セレナード(ホフシュテッター作曲と判明している)
♪ W.A.モーツァルト (1756-91)・・・ソナタ  ト長調 K301(1778)
♪ L.V.ベートーヴェン (1770-1827) ・・ソナタ(「春」1801) ヘ長調 Op24 第Ⅰ楽章
♪ マスネ (1842-1912) ・・・・・・タイスの瞑想曲 (1894)
♪ モンティ(1868-1922) ・・・・・・チャルダッシュ
♪ エルガー (1857-1934)・・・・・・愛の挨拶(1888)

❡ 今日は少し時間に余裕があったので最後を質問タイムにしました。
「オーケストラでヴァイオリンの弓の上下が揃うのは何故?」「途中で弦が切れるなどのアクシデントはありますか? 対処はどのように?」など結構専門的な質問が出ました。終了後も装飾音符などについて質問がありました。ヴァイオリン弾かれる方、かなりおられるのですね!

☆「タイスの瞑想曲」・・・マスネ作曲のオペラ『タイス』(1894)第2幕第1場と第2場の間の間奏曲
 物語は4世紀末。ナイル河畔の僧院で修行する若き修道士アタナエルは、アレキサンドリアの美しき舞姫タイスに出会う。アタナエルは、刺激を求めて堕落してゆくタイスを回心させようと、神の教えを説く。ついに改心したタイスは修道院に入るが、アタナエルは逆にタイスに魅了されて恋に落ちる。タイスへの思いを断ち切れずアタナエルが修道院を訪ねるとタイスは瀕死の状態にあった。永遠の愛を誓うアタナエルに抱かれ、タイスは「天国の門は開かれ、天使たちが微笑みながら私を迎えてくれる」と歌い、天に召される。「タイスの瞑想曲」は、恋に落ちる前のアタナエルがタイスに改心を勧め、タイスを一人部屋に残して「あなたが悔い改めるのを私は扉の外で待っている」と告げた後の幕間に演奏される間奏曲。幕の向こうで、瞑想し葛藤しているであろうタイスを想像させてくれる名曲。



エルガー

< 愛の挨拶の一部演奏が聴けます。↓ >



< タイスの瞑想曲の一部演奏が聴けます。↓ >




☆☆☆☆ 一口レポートの抜粋  ☆☆☆☆

◆もしもバイオリンが弾けたら、悪魔に魂を渡してもよいと思っています。

◆バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンから近代、現代までのバイオリン曲を聴かせていただき、その違いがよく分かりました。大変楽しいコンサートでした。

◆バイオリンの音色がいろいろに変化することで、その曲が変わることも有るのかと思いました。生演奏とても良かったです。ありがとうございました。

◆子供のころ「ヴァイオリンが欲しい」と言ったらしく(本人は覚えていません)かわりにおもちゃのギターを買ってもらった。

◆まさかヘンデルのヴァイオリンソナタが生で聴けるなんてありがとうございました。すばらしかった。ヴァイオリン懐かしい。

◆高音の聞こえなくなった高齢者でもヴァイオリンの生音は録音と違うのが良く分かった。                 ヘンデルが良かった。


~~~~~  上田先生から素敵な回答&コメントが  ~~~~~

◆私の大好きなハイドンのセレナーゼ、ピアノとバイオリンのアンサンブル素敵でした。ブラボー 作曲者が
ハイドンではなかったとは!
Ans.この曲はもともと独立した1曲ではなく、ハイドンの「6つの弦楽四重奏曲作品3」の5番目、第17番ヘ長調の第2楽章アンダンテ・カンタービレが原曲です。この親しみやすいメロディーが独立してヴァイオリンソロやその他にアレンジされて、「ハイドンのセレナーデ」として定着してきました。ところが近年、この弦楽四重奏曲全体の印刷のための銅版を調査したところ、作曲者名ヨーゼフ・ハイドンの下から塗りつぶされたロマン・ホフシュテッターの名が浮かび上がってきたとか。この人はオーストリアの修道士、ハイドンを信奉して、彼の作風に倣って作曲したとか。四重奏曲全体もハイドンの作といわれても疑問を感じさせない仕上がりです。

◆バイオリンの演奏、素敵でした。内容についてもう少し解説していただけたら、ありがたい。
Ans.出来るだけ多く生演奏をお聴き頂きたいので、解説は主にパワーポイント提示に回しました。

◆朝からVnの素敵な音に心休まりました。 バロック時代の曲は当時の楽器で聴いてみたいですね。対比できれば面白いかな?
Ans. 数年前までバロックヴァイオリンも持参いただいて音色の対比も行っておりましたが・・・教室は音響が良いわけではありませんので、バロックヴァイオリンを響かせるのは難しいと判断し、それよりもヘンデルのソナタ(本日演奏の“二長調”はヘンデルのヴァイオリンソナタの中でもとりわけ華麗な作品です)など、豪華な作品を採りあげる方向に切り替えて選曲しました。

◆とってもよかったです。すばらしかったです。ぜひ、又、やっていただきたいたいです。
Ans. 秋以降もゲスト演奏家招致のコンサートを行います。お楽しみに!

◆昔、「G線上のアリア」と言う曲をラジオかレコードで聴いたことがあった。音楽好きの、国語の先生
がわざわざ聞かせてくれた。楽器とは縁の無い中学生時代。先生は自慢したかったのかも。
Ans.その先生は“バッハ大好き!”だったのかもしれませんね。


Comment. Kさん、ずっと傍らで譜めくりをありがとうございました! 目立たない役どころですが暗譜に至ってない私にとっては本当に有り難いです。しばしば楽譜に書いてないことを弾くので戸惑われるかもしれませんが、これからもよろしく!  上田






7月22日 バロックの両雄

この日のテーマは、< バロックの両雄 >でした。

最初に座る姿勢について、上田先生よりお話が。
「背筋をピンと伸ばしてね。」

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講義が始まりました。
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♪♪♪♪♪  上田先生の講義録です ↓  ♪♪♪♪♪

2019/7/ 22
「バロックの両雄 熱き父:J.S.バッハ 華麗なる経歴:ヘンデル」

❡ 今日のピアノ演奏はこれまでの映画音楽ではなくて本題のバロックです。カノン&フーガ&リチェルカーレの解説、 “ポリフォニー”から“メロディと通奏低音”への変容、時代が求めた傾向、などの解説とともに演奏しました。

【演奏曲目】
∮ J.S.バッハ:インヴェンション第1番 ハ長調、第2番 ハ短調
∮ G.F.ヘンデル:『ハープシコード組曲』第5番 ホ長調HWV.430より
終曲「エアと変奏」(通称「調子の良い鍛冶屋」)
❡ 次いで、J.S.バッハのチェロ組曲第1番を聴きながらの解説から始めました。
❤ J.S.バッハ(1685~1750)は信仰篤きプロテスタントとして膨大な宗教音楽を遺しましたが、本当は先ず人間として”熱い”人、だったのです。2度の結婚を通じて20人の子を生し、楽員の指導はもちろん生活の世話までもと手に余る雑務を抱えながら、信じられないほど沢山の音楽を書きました。当時、作曲家は芸術家ではなく“職人”であり、彼もまた音楽職人としてひたすら精力的に、誠実に、終生母国を離れることなく生きたのです。彼の創作はプロテスタント教会音楽にととまらず、膨大な器楽作品、コミカルな世俗カンタータにまで及びます。安易に時流には乗らず信念を貫いたバッハ、彼の作品には敬虔なプロテスタントとしての表現はもちろん、強靭な意志と情熱が溢れています。終世”頑固”を貫いたバッハ、過去のあらゆる音楽を吸収して彫琢を重ねたバッハの音楽、真髄とされるオルガン曲は壮麗な建築を思わせる構築力とドラマ性があり、難しい側面があってもなお私達の心に強く響いてくるのだと思います。

【視聴CD】
∮「無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調 BWV1007」(1717~23年ケーテン時代) 演奏:ヨーヨーマ
∮「おしゃべりはやめて、お静かに」(別名「コーヒー・カンタータBWV211」1734年)
∮「わしらの新しいご領主に」(別名「農民カンタータ」BWV212 1742年)
∮ オルガン曲 「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」(1712~17年) 演奏: H.ヴァルヒャ 
∮ オルガン曲 「パッサカリア ハ短調 BWV582(1710年頃)演奏:H.ヴァルヒャ
❤ G.F.ヘンデル(1685~1759)
彼もドイツ生まれですが、イタリア・オペラに熟達、ロンドンに渡って活躍の場を拡げた国際的音楽家です。王侯貴族、教会、共にその権威が廃れ始め、市民化への時代の波が動き始めていた・・・ヘンデルはその時代の流れに敏感に反応し、誰の心にも直ぐに馴染める、華麗な音楽を作曲しました。21世紀の今も、ヘンデルの作と知らずに聴き、歌っている音楽は多いことでしょう。今日はその幾つかを紹介しました。
【視聴CD】
∮「オン・ブラ・マイフ」 オペラ「セルセ」(1728年初演)より冒頭のアリア。
∮「水上の音楽」(1715年) イギリス国王と和解を図ってテムズ川で演奏したとされる管弦楽曲。
∮「メサイヤ」(1741年) ロンドンっ子に飽きられたオペラに代わって転身した分野、“オラトリオ”の代表作。宗教作品にもかかわらず、序曲は「水上の音楽」に通じるリズムを感じさせ有名なハレルヤ・コーラスが含まれている。
❡ 最後に「あなたはバッハ派?、ヘンデル派?」と、皆様の好みを一口レポートにお願いしました。みなさまの回答が楽しみです。


バッハ3


バッハ4


ヘンデル2

ヘンデル3


☆☆☆☆   一口レポートの抜粋   ☆☆☆☆


◆音楽を聴くのも難しく深い感じ(バッハ)軽快な美しい音楽が好き(ヘンデル)。

◆バッハは主として教会音楽、ヘンデルはオペラやオラトリオなど劇場音楽に本領を発揮。バッハは20人の子持ち、ヘンデルは一生独身。同じ時代に生まれながらえらい違い!! 私はヘンデルの方が分かり易くて 好きかも。

◆私は、ヘンデルの「ラルゴ」を歌唱したことがあるので親しみを感じます。

◆バッハとヘンデルの人となりのお話面白かったです。精力的なバッハ派です。

◆今まで何度となく聞いてきた私はバッハの曲も、音楽の出来た歴史を聞くことにより、今後じっくり聞いて見たくなりました。バッハ派です。

◆美しい音、分かり易い耳に快いヘンデル派。ハレルヤコーラスで先生に厳しく指導していただいた頃を懐かしく思い出します。

◆バッハ、ヘンデルの生き様、後世に残る偉大なすばらしい作曲家であることが良くわかった。ヘンデル派です。


~~~~~  上田先生から素敵なコメントが  ~~~~~

Comment. 

予想以上にヘンデル派が多いですね。たしかにヘンデルの曲は親しみやすい! でも演奏する側に立つと、華々しい技巧が要求されるので、大変!なのですよー。
でもバッハはもっと難しい!・・・けれどその深みにハマるともう出られなくなります!
バロックは器楽も声楽も超華麗な(ド派手な)演出と技巧の世界・・・バッハのポリフォニーには頭がついていかれへんし、ヘンデルの華やかな曲は指がついてけへんし・・・で長年逃げ回ってたのに、今頃になって弾きたくなっております。
生きてる間に弾いてみたいな、って思いながら来週から沢山の演奏を聴いていただくことになります。お付き合いくださいね。無事に年度末までたどり着きますよう。    上田啓子




======== 午後は、コーダイカフェ(旧白熱教室) =====

皆さんの要望で、上田先生にお任せした、初のコーダイカフェ。

先生の提案で、椅子を車座に配置して、全員の顔が見えるようにしました。


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☆☆☆☆   一口レポートの抜粋   ☆☆☆☆

◆音楽を楽しむには、幼少から始めるというのが理想的なのかなあ。やっぱり絵画にしても音楽にしても基礎が大事ですね。そういう家庭に育ちたかったですね。

◆音楽とのかかわり、難しいテーマかなと思ったけど皆さんの思いを聞けてなかなか楽しい時間でした。クラスの人達もこれを機会に覚えることが出来ました。

◆皆さん、音楽をいかに楽しもうかいろいろな方法で試していらっしゃると感じました。私もその一人ですが・・

◆いろいろな方のお話が聞けて大変参考になりました。生まれながらの音痴はいないとの事でとても勇気ずけられました。

◆車座になっての、白熱教室 どうなる事かとドキドキの午後の授業でした。皆さんそれぞれ音楽について、関わりを話されて参考になり楽しい時間でした。   

◆皆さんの経験談を聞き なるほど それでこのクラスに・・・・・と納得しました。


◆議論にならず。各人の発言も散漫。司会役を決めて進行すべき。但し、適任の司会役の選出には時間を要するデメリット有り。

◆白熱教室の目的は? 日本人の不得手な意見の交換力を何とかしようということでしょうか?うまくねらいに適しているとは思えません。


結果の評価

満足:11  少し満足:16  少し不満:4  不満:1  わからない:1 



~~~~~  上田先生から素敵なコメントが  ~~~~~

Comment.
先ずは、沢山の経験や想いを聞かせていただけて楽しかったです。ありがとうございました! 今年度は満足度が高い、ということは皆さまの音楽体験の豊かさを表していると思います。
でも私はこの企画には問題を感じておりますので一言・・・
今日「コーダイカフェ」への名称変更を知り、私は改めてコーダイの指針の曖昧さを感じています。「高大白熱教室」は、本家ハーヴァードのような高度な議論展開を求めているのではなく(それはもともと無理)、主目的は、受講生各位が人前で語る経験を積む機会提供とされておりました。しかし一方で「個人発表ではない」とも言われ、方法に苦慮してきました。班毎のディスカッションを薦められてきましたが、班ディスカッションはクラスミーティングで毎週行われているのですから、授業時間を2コマも割く以上はせめてクラス全員の車座の中での発言機会にしたいと考え、これまで毎年本日のスタイルで実施してきました。準備しなくても語れるよう、テーマも敢えてアバウトにしてきました。
 楽しむ科受講生には様々な音楽関連の体験をお持ちの方が多いので興味深いお話を聴く良い機会になり、”白熱”に捉われなければ、それなりに有意義な時間を作ることが出来ると思っております。でも意味あるお話は時間を要するのでマイクは全員に回せません。また質問や議論が少しでも入るようにと思うと、さらに時間が必要で、毎年、十数名で時間終了となります。結果として、少数ですが「白熱しなかった」「全員にマイクが回らなかった」などの批判が生じます。今年も少ないですが、「白熱」という言葉のイメージが払拭されていないので、不満足の要因になったと思われます。”白熱”と“全員発表”には矛盾があります。
コーダイカフェへの名称変更は「雑談でいいから楽しくやってね」というふうに、私には思えましたので、次回から、私の判断ではなく「受講生の皆さんの希望に沿う形で進められますように」と言いました。
受講生の皆様には、名称が何であろうとこの時間の主体は受講生皆さんにあることを認識していただきたく思います。白熱であろうと雑談であろうと話す主体は皆さんであり、講師でもCDでもありません。それから確かに、人前での発言は大きな経験ですが、身内での”雑談”と集団に於ける”発言”は同じではないのです。それなりに言葉の選択や構築を必要とするからです。今後を皆様の選択に委ねましたが、私は“雑談”ならば、講義時間を充てる必然性は無いと考えております。クラスミーティングの充実を図ればよいのです。コーダイ当局には、明確な指針を出せない企画は考え直す必要があるのでないか、と提案したいです。  
問題は名称変更で解決出来ることではありません。私個人としては、2コマ割くほどの意義を感じることが出来ません。それより、少しでも多く、素晴らしい音楽を提供したいと、切に思っております。  上田啓子


クラス懇親会(かごの屋)

7月22日(月)1学期末のクラス懇親会が学校近くの「かごの屋清水谷高校前店」で開催されました。

午後は従来の白熱教室から変化した初のコーダイ・カフェで色々の経験談を紹介しあい、終了後、移動しました。

高大からは徒歩で約15分、一部の方は送迎バスで移動しました。


かごの屋全景


今回は、班別では無く、クラス全体で座席をくじ引きしました。 


お料理を前に、コーダイ・カフェの時よりも笑顔をあふれています。


Aグループ

Bグループ


上田先生にも参加していただきました。
Cグループ


このテーブルはアルコールのみ放題です。
飲み放題組

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委員長に挨拶して頂きました。↓
委員長あいさつ

世話人より中締めの挨拶が↓
幹事お疲れ様


班の垣根を越えた友情の輪が広がりました。
世話人の副班長さんの皆さん、ありがとうございました。


今回の記事提供は、3班 K.Gさんでした。









7月8日 協奏曲の誕生と発展

この日のテーマは、「 協奏曲の誕生と発展 」でした。


0708 (3)


♪♪♪♪♪  上田先生の講義録です ↓  ♪♪♪♪♪


2019/7/ 8「楽器の成長:協奏曲の世界 」
❡ 今日のピアノ演奏は、フランス映画「パリの巡り合いVivre pour vivre 1968公開」よりテーマ音楽を弾きました。フランシス・レイの “大人のアヴァンチュール”の世界です。

❡ バロック時代、≪楽器達≫は飛躍的な発展を遂げ、これまで≪祈り≫或いは≪踊り≫や≪芝居≫と共に在った音楽は≪楽器≫のみで自立した営みを始めます。今日はその中でもとりわけ華やかな≪協奏曲≫の成立と展開を追い、描写的、立体的なバロック器楽作品を鑑賞しました。

❡ 構築的な大作鑑賞の前に・・・先ずは「バロック」の語源、通奏低音の実際、ソナタの語源などについての復習。
次に、4パートを4方向から見れる譜面を紹介しました。とくに楽器指定も無かった時代のアンサンブルです。
∮ J.ダウランド(1563-1626) 「流れよ 我が涙」

❡ トリオソナタからコンチェルトへ
 「トリオソナタ」は、2本の旋律楽器(ヴァイオリンなど)と低音楽器で奏される3声の器楽曲です。近代の「協奏曲」は華麗な独奏楽器とオーケストラとの“協演( 競演?)”ですが、ルーツはバロック時代の「トリオ・ソナタ(3声部の器楽曲)」に遡り、「トリオソナタ」の低声部(バッソ・コンティヌオと呼ばれる)がハーモニーをつかさどる弦楽合奏部に拡大して形成されたと言われています。その低声部に付された数字がジャズのコードネームのような役割を担い、演奏家はそれに基づいて自在に即興を繰り広げてゆきます。
∮ A.コレルリ(1653-1713) 「トリオソナタOp.3-2」
∮ A.ヴィヴァルディ(1678-1741) 「四季」(『和声と創意への試み』Op.8 N.1-4) (1725)
「四季」は作曲者の命名ではありませんが、バロック・コンチェルトの代表的表題音楽で作者不詳のソネットが付されています。今日はその詩句を味わいながらイ・ムジチ合奏団の美しい音色と迫真の描写を聴きました。抜粋でしたが、北イタリアの四季を味わっていただけたでしょうか。

・・・休憩後は大作鑑賞の時間・・・

❡ パッヘルベル(1653~1706)「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」
「カノン」だけを聴きましたが2小節のバスが28回も反復される荘大な名曲です。底に流れるバスラインは現代でも好んで使われます。人の根源的な感覚は変わらないのかもしれませんね。
❡ 協奏曲の最も華麗な部分はカデンツァと呼ばれる即興演奏部分、そのルーツと構成を学んでから、下記の2曲を鑑賞しました.。

∮ J.S.バッハ 「ブランデンブルグ協奏曲 第1番 第1楽章」コンチェルトグロッソ(合奏協奏曲)
独奏楽器群(ソリ)と合奏(トゥッティ)の掛け合いは楽しそうですね。
J.S.バッハ 「ブランデンブルグ協奏曲 第5番 第1楽章」独奏楽器はチェンバロ、フルート、ヴァイオリンですが、特にチェンバロが活躍、カデンツァ・セクションは、チェンバロで可能なあらゆる技術を駆使、人間業とは思えない華麗な演奏が為されています。
演奏:アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス。

❡ W.A.モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番二短調 K466 第1楽章」
当時求められていた華麗な協奏曲とは趣が異なる作品。二短調で書かれ、暗く不安げな旋律、劇的な展開、厳しさと激しさの入り混じった感情など、強い表現性を持った作品となっています。ピアノは控えめにオーケストラに寄り添うかのようで、作者の繊細さが伝わってきます。音楽家として円熟、順風満帆の時期ゆえに、モーツァルトは本来の心情吐露に踏み込んだと思われます。
演奏:アシュケナージ(ピアノ&指揮)、フィルハーモニア交響楽団。



パリのめぐりあい

ヴィバルディ

自筆書ヴィヴァルディ

パッヘルベル

自筆書バッハ




=====  午後は、コーダイフェスタに向けての取り組み ===

音楽を楽しむ科
コーダイフェスタ発表のコーラスレッスンが今日から始まりました。

<コーラス指導>
野間直子 先生(大阪音楽大学講師)

<ピアノ伴奏>
小野 文 先生(大阪音楽大学付属音楽院講師)

<レッスン日程>・・時間は13時30分~15時
7月8日、29日、9月2日、9日、10月7日、21日、28日
11月18日、25日、本番11月28日

<発表曲>
① 小さい秋みつけた
② もみじ
③ 遠くへ行きたい
④ 心の瞳
⑤ あの鐘を鳴らすのはあなた

<コーラス委員>・・・4人

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<7月8日 1回目のレッスンのようす>

まず準備体操をして身体をほぐします。

< 最初に、パート分けをして頂きました。 >
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今日の曲は「遠くへ行きたい」です。
男性13名  女性29名
男性 テノール バス  女性 ソプラノ アルト の4グループ

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野間先生によるウオーミングアップの後、

「遠くへ行きたい」を歌いました。

・付点音符ののばし方
・クレッシェンドのつけ方
・ディミヌエンドのしかた
・歌詞のとらえかた
・ブレスのいれかた

、等詳しく教えていただきました。

0708 (21)


<気をつけることとして>

・口の中にゆで卵を入れたつもりで口のなかを広くして歌うと深みのある声になる
・遠くまで届けるつもりで歌う
・同じ曲が続くときは段々と大きく歌う


その結果歌うと先生からは「すばらし!1回でこれだけできるんやね」とのお言葉  

ヤッター!!

<さらにこの曲で気をつけること>と3つの助言をいただきました。

① この曲は男性の声からはじまり、かっこよくしびれる歌なので自分にスポットライトがあたっているつもりで歌ってほしい。
前奏のところで意識して姿勢をのばして歌に入る

② 8分音符がスラーでつながるところは丸みをつけておいしそうに歌う。
③ ブレスの前は少し早目に終わり次のところは遅れないように先生の指揮をみて揃えて歌い出すよう意識する

先生のユーモアあふれる、しかも丁寧でわかりやすい指導に感動し引き込まれるようでした。これから楽しみです。

次回は「ちいさい秋みつけた」です

先生よろしくお願い致します。


< 今回の記事投稿は、2班S・Iさんでした。↑ >



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☆☆☆☆   一口レポートの抜粋   ☆☆☆☆


◆子供の頃「ソナタ」のことを「奏鳴曲」と言うのは何故なんだろうと思ったことを思い出しました。器楽曲は声では表現出来ない華やかさや細密さを味あうことができ楽しくもあります。

◆カデンツァを理解できたのは大きな収穫でした。

◆ヴィヴァルディの四季を改めてそれぞれの情景を想像して聴くのもいいですね。

◆色々な音楽用語の解説が、よく分かりました。

◆中学から音楽に親しんでないが、頭がコンチェルトでリラックスした。

◆宮廷の様子が目に浮かぶ。四季・ブランデンブルグに酔い、モーツァルトで締めた楽しい講義。





~~~~~  上田先生から素敵な回答&コメントが  ~~~~~


◆パッへルベルやヴィヴァルディの素敵な曲とコレッリの美しさ改めて感動しました。可能ならピリオド楽器での演奏を聴きたかったです。頭が固まってしまった私には柔らかな頭のバロック音楽は考えさせられる時です。
Ans.今日御紹介しましたのは大阪音大勤務当時にコピーした音源です。出所をきちんと確保出来ていなくて申し訳ないのですが、記憶をたどるならイ・ムジチ最初期の演奏と思われます。この合奏団は1952年創設ですから、60年以上も前の演奏なのかということになります。ピリオド楽器の研究復元が活発になったのは1970年頃からですから、本日の音源はそれには該当しません。ヴィヴァルディの作品演奏も、イ・ムジチの演奏も時代と共に様々に変容してきましたが、私にとっては最高の「四季」です。バロックに限らず音楽は自由に捉えたいものですね。


◆ヴィヴァルディの四季、改めて素晴らしいと思いました。それにしてもオーディオを手放したのはおしい。
Ans.オーディオの音響はCDラジカセでは聴けませんものね。私も持っていないのです。

◆『大逆循環』 何度も聴いたような心地よいコード進行。ずいぶん昔に創られていたのですね。
Ans.そうです。「創られた」と言うより、誰にとっても心地よい進行なのでしょう。「翼をください」等も同じ進行で書かれています。

◆カノン…眠れない時に聴きなさいとプレゼントされたのは何十年前か…聴き入りました。
Ans.はてしなくバスが繰り返されるこの曲、だんだん高まってゆくので、私は眠れなくなります!

◆バッハのブランデンブルグ協奏曲第五番、ベルリンのブランデンブルグ門を思い出しながら聴きました。素晴らしい曲ですね。
Ans. ベルリンのブランデンブルグ門、私は行ったことないので調べてみましたら、ベルリンを象徴する豪華な建物なのですね!

◆イ・ムジチの四季を久しぶりに聴き、テンポが案外ゆっくりしていたのに気づいた。最近のは忙しいのか?
Ans.総じて近年の音楽は、テンポ早め、ピッチ高め、と言われています。その要因はピリオド楽器の復元にある、と言われることもあります。でも実はそれほど単純な変化が起こっているようには思いません。近年の演奏にも濃厚な演奏があり、一概には言えないと思います。

◆発展の流れの中で、曲の支えとなるのがバスで、それに他の楽器の各々の伴奏が味付けで、曲が素晴らしいものになるのかな?
Ans. バス(低音旋律)は土台として音楽を支配し、他のパートはバスの掌の上で動く・・・と言ったら言い過ぎかもしれませんが、要であることは事実です。

◆「協奏曲」には(競うというニュアンスが含まれているとは興味深いです。オーケストラの指揮者はさながら猛獣使いですね。
Ans.指揮者によると、時にホントに“猛獣使い”の気分になるとのこと! 「猛獣」と言われたくないでしょうが演奏家は個性的ですからね。“競奏”でなくても扱うのは大変!かも。こんなこと書いちゃっていいのかなあ・・・。



Comment.
今日は音楽用語の語源についてかなり踏み込んでみましたが、皆さんの御興味が深まったようで良かったです! クラシック音楽といえども、王侯貴族の支援で育ったとしても、もとを辿れば庶民の歌や踊り、人々の暮らしと想いを自由に綴るもの。楽器の為に書かれるようになったバロック以降の大曲も同じ根っこから生まれたのです。楽譜は覚書にすぎず、音楽の全てを書き記すことは出来ません。おまけに演奏する人には自由人が多い・・・あとは御想像にお任せしたく思いますが、今日の大きなテーマは、バロックは自由で即興が許されていた(いや寧ろ“求められて”いた!)、ということに!       上田啓子





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